三 峡 下 り

                瞿塘峡                             97.5.1

長江は四川省と湖北省の省境に立ちはだかる大巳山系をうがつ瞿塘峡(くとうきょう)巫峡(ふきょう)西陵峡を三峡といいます。
三峡ダムの建設で水面が数百メートル上がるといわれ、三峡下りが2,3年前ブームになりました。
そこで、沈む前に見ておこう、ということで97年のゴールデンウイークに出かけました。

三峡下りは重慶を起点に宜昌、荊沙、武漢を結ぶコースがあるが、もうしわけありませんが宜昌で舟を降りたのか、荊沙なのか、ハッキリしません。
起点の重慶へは成田、上海と飛行機を乗り継ぎ、着いたのは夜10時を過ぎていた。で、重慶では山の上から街の夜景を眺めただけ。

翌朝、早くに船に乗り込む。乗客は100人くらい。2人ずつの個室でベッドにシャワーがついていた。大きな窓から風景が眺められ快適な乗り心地。
スケールの大きい田園風景がつぎつぎに展開され、しかも疲れない。そうかクルーズというものはこんなに快適なものなのか、と実感した。が、これはいいことばかりではないと、後で気ずくことになる。

途中、豊都の街に立ち寄る。この街は三峡ダムができると水没すると言う。それで山頂に新しい街が建設されつつある。ここでウイスキーを買うのに手間取り、あやうく船に乗り遅れそうになる。

いよいよ三峡に迫り、両岸が険しくそそり立ってくる。デッキからなんとか瞿塘峡の雄姿をカメラに収めることが出来た。以外にアッという間でなかなか難しい。

三峡ダムの建設現場に通りかかる。壮大な規模で圧倒される。

さて、わずか3日だが、船上生活の話。中国なので朝から中国料理が出る。朝なのであまり食べないように、と思っているが、ついつい箸が出てしまう。カメラを持ってウロウロしていると、もう昼食。そして中国料理。そして、しばらくすると、夕食と言う感じだ。

快適と思っていた船旅だが、運動不足と食事のとり過ぎ、中国料理の連続でうんざりしてしまう。
さらに3日目は4時ごろ船長主催のお別れパーティ、そして6時頃にはもう夕食。わずか3日でもういいと思った。

三峡下りを考えている方は、船上での過ごし方、を考えておいたほうがいいでしょう。しかし、これは心がけの問題。ゆったりした船上からのスケールの大きい眺めは何ものにも変えがたい、と言えるでしょう。写真はアルバムをご覧ください。

                 小三峡

 

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